ヤンゴン外国語大学に留学するか迷っている人
ヤンゴン外国語大学の授業内容ってどんな感じかな?実際どれくらい話せるようになるの?ヤンゴン外国語大学に行く以外にもミャンマー語を勉強できる方法があれば教えてほしい。
ヤンゴン外国語大学の学生「おーしま」
やっほーサンショちゃん。了解。
今回はその質問に答えていくよ。
こんにちは、おーしまです!
この記事を書いている私は、
ヤンゴン外国語大学で2019年から2020年にかけて、1年間ミャンマー語を勉強しました。
日本にいるときはミャンマー語力はほぼゼロだったため、
ヤンゴン外国語大学では初級クラスで勉強しました。
今回は初級クラスの授業内容について説明していきます。
✔対象読者
- ヤンゴン外国語大学に留学しようか迷っている人
- ヤンゴンに住んでいてミャンマー語を勉強したい人
- とにかくミャンマーに留学したい人
✔この記事で分かること
- ヤンゴン外国語大学の授業内容・1日の生活
- ヤンゴン外国語大学で1年勉強して、どれくらいミャンマー語力が伸びた?
- ミャンマー留学中にミャンマー語を伸ばすための勉強法
ヤンゴン外国語大学の授業内容
時間割
- 授業時間
9:00 – 14:35(昼休み55分)
1日5コマ(1コマ45分) - 授業期間
前期 :12~3月(3月末に中間試験)
夏休み:4~5月
後期 :6~9月(9月末に最終試験)
授業科目
授業科目は5つあります。ミャンマー語4つのスキル(読む、書く、聞く、話す)を網羅するようにできています。PM○○○というのは科目番号です。
- PM111A : リスニング&スピーキングスキル
- PM112A:リーディングスキル
- PM113A:ライティングスキル
- PM114A:文法
- PM115A:ビジネスミャンマー語
各科目どう違うの?ってところなのですが、ぶっちゃけ初級クラスだとどの科目も大して変わりません。
初級クラスだとみんなミャンマー語が読めないので、単語を読んで、書き方を覚えて、発音するの繰り返しでした。
授業では同じところを違う先生が何度もやるので、みんなすぐ覚えちゃいます。けっこう簡単。(1時間目でイスという単語を覚えて、2時間目もイスを覚えて…みたいな感じ)
逆に言うと、初級クラスはマジで進度が遅いので、授業まじめに受けても自己紹介くらいしか話せるようになりません。もっと勉強したい!という方は、中級クラスにいくか、塾に通う方がよいです。
教材・カリキュラム
各科目で、先生たちが作ったオリジナルの教科書があります。本屋さんでは売っていません。ちなみに、教科書代は1冊10,000Kくらいかかります。
PM111A : リスニング&スピーキングスキル
リスニング&スピーキング科目は、イラスト多めのカラフルな教科書です。簡単な単語を覚えていきます。
上の写真は教科書の1番最初のページです。分かりますか?
私が初めて読んだときは50%位しか分かりませんでした。
これらを見てすぐに意味が分かる人であれば、学力テストで中級に行けると思います。
PM112A:リーディングスキル
リーディング科目は、教科書に絵がなくすべてミャンマー語だけなので、最初のころはキツイです。
これは、ミャンマー語の”a/i/u/e/o”の練習です。「イエーチャ」がつくとそれぞれ「sa/la/da/pa/wa」になるというのを練習している所です。
PM113A:ライティングスキル
ライティング科目では、ひたすら文字を書く練習をしています。
後期には、短い文章を作ることもします。
PM114A:文法
文法科目は教科書はなく、毎回プリントが配られます。
内容としては、ミャンマー語で動詞、助詞、形容動詞など文法用語を覚えることから始まり、
「A ga B ba」AはBです
「A gane B ati」AからBまで
などの基本的な文法を習います。
前期は話し言葉だけですが、後期には書き言葉も入ってきます。
日本ではミャンマー語のまとまっている文法の本があまりないので、けっこう役に立つ授業でした。
PM115A:ビジネスミャンマー語
ビジネスミャンマー語ってなんだよ…って感じですが、安心してください。誰も分かっていません。
授業は、数字からはじまって、時刻やお金の数え方、各国の名前、住所の書き方などを学びます。住所の書き方の授業でヤンゴンの地区名を覚えるので、意外にも生活の場面で役に立ちました。
中間試験・期末試験
中間試験が3月後半、期末試験が9月後半にあります。
基本的にはそんな難しくないというか、事前に先生が問題と答えを教えてくれるので、それを丸暗記すればいいだけですww
これがミャンマー流の暗記式教育です。
試験の合格基準?としては、授業の出席率70%以上が必要で、試験+授業中の課題の合計で6割以上とれていることなどがありますが、
ぶっちゃけ満たしていなくても全然OKです。
(出席とか毎回とっていないから出席率そもそも分からん)
重要なのは、そこそこ授業に出席していることと中間・期末試験は必ず受けることです。成績は先生が何とかしてくれます。
ヤンゴン外国語大学の学生の1日
8:00 起床
おはようございます。レーダンセンター前からバスに乗って、大学に向かいます。朝はいつも渋滞するので30分位かかります。
9:00 授業開始
1時間目の授業です。先生は明るくて元気な人ばかりで、楽しいです。私はよく遅刻していくので、先生に怒られます。遅刻したときは「失礼します(クィンピューバーオウン)」といって入りましょう。
11:50 お昼ごはん
友だちと一緒に大学内のキャンティーンで食べます。ぶっちゃけこの時間が一番楽しいです。ローカルミャンマーフードばかりなので、食べれるものを探すのに苦労します。
12:45 午後の授業再開
午後の授業に先生がなかなか来なくて、みんな暇しています。
14:35 授業終了
まだ明るいうちに授業が終わりました。塾に行きますが、時間がないのでタクシーで移動です。帰りも渋滞。
16:00 塾に行く
サンチャウンにあるサンダーさくらミャンマー語教室に週4、5回通って、ここでも勉強しています。
18:00 帰宅&ごはん
夕食はレストランでミャンマーフードを食べるか家で日本食を作ることが多いです。
24:00 就寝
おやすみなさい。明日もがんばります。
1年でどれくらいミャンマー語が話せるようになった?
私は日本にいた時はミャンマー語力ほぼゼロでした。そこから1年間勉強して、期末試験に出たこの問題が辞書なしでギリギリ意味が分かるくらいになりました。
この文章の意味が辞書なしで分かれば、中級クラスには余裕で入れます。
ミャンマー語検定で言うと、M3合格レベル・単語力2500語程度になりました。
スピーキングについては、相手が「ゆっくり」「簡単な言葉」で話してくれれば、多少聞き取れなくても文脈で大体言いたいことは分かって、返事できるという程度になりました。
実際どれ位話せるようになったのか気になる方は、Facebook(@OshimaLesson)でミャンマー語を話している動画をあげているのでよければご覧ください。
ただ私は他のミャンマー語教室にも通っていたので、大学の勉強だけでこのレベルまで行こうとすると、ちょっと足りないかもしれません。
ヤンゴン外国語大学の留学中にミャンマー語を伸ばす方法は?
上で説明した通り、ヤンゴン外国語大学の授業ってそれほど難しいことはやらないので、授業だけではあんまりミャンマー語力は伸びません。
でも、せっかく留学したのに、それじゃあ困りますよね。
ミャンマー留学中に、大学以外でミャンマー語力を伸ばす方法としては、次のようなものがあります。
- ミャンマー語教室(塾)に通う
- ミャンマー語検定を受ける
- 家でひたすら自習する
- ミャンマー人の友だちを作って話しまくる
- ミャンマー語を使うインターンシップをする
- ミャンマー語を使うアルバイトをする
- ミャンマー旅行で国内をめぐる
この記事分かりやすかったよ!ありがとう。
ヤンゴン外国語大学の留学情報については、下の記事も参考にしてね。
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