この記事ではヤンゴン外国語大学ビルマ語学科の各コースの説明と選び方を紹介するよ!
ヤンゴン外国語大学・ビルマ語学科の各コースの説明と選び方
ビルマ語学科の基本情報
私は上達コース(1年制コース)にいたので、その情報をもとにお伝えします。他のコースも少し違いがあるかもしれませんが、だいたい同じだと思います。
- 授業期間
前期 :12~3月(3月末に中間試験)
夏休み:4~5月
後期 :6~9月(9月末に最終試験) - 授業時間
月~金:朝9~14時半 - 学費
前期:$900
後期:$600
1年間合計:$1500(約16万円) - 入学書類の締め切り
毎年9月末(年によって変わる可能性あり)
ビルマ語学科の各コース
ビルマ語学科は次のコースに分かれています。
- 上達コース(Proficiency):1年制
(初級・中級・上級クラス) - ディプロマ(Diploma):2年制
- 学士(B.A.):4年制
- 修士(Master)
- 夜間コース
上から一つずつ説明していきます。
上達コース(1年制コース)
ビルマ語学科で最も人数が多い人気コースです。
初級・中級・上級クラスに分かれています。
生徒数は、初級クラスは30人、中級・上級クラスはそれぞれ60~90人位いました。
日本人は初級クラスが2人、中級クラスが9人、上級クラスが1人だったと思います。
私は初級クラスでした。人数が少なかったので、みんな仲良しでした~
1年制コースにはこのような人が来ていました。
- 日本の大学(東京外国語大学、大阪大学)でビルマ語専攻していて、休学してきた人
- ミャンマーに進出している日系企業で働いていて、会社の指示でビルマ語を勉強するためにきた人
- 日本の大学に通っていて、夏休みに短期でミャンマーに来て、ミャンマーが好きになって、休学してきた人
- ミャンマーでフリーランスとして働いていて、合間にビルマ語を勉強している人
- 日本の会社で3年働いた後休職して、学生時代にきて楽しかったミャンマーにまた来た人(私)
上達コース(1年制コース)のクラス分け
初級・中級・上級は次のように分かれています。
- 初級:ミャンマー文字の勉強から始めて、簡単な文章が読めるようになる。話し言葉メイン。
- 中級:簡単な文章から始めて、長文の文章が読めるようになる。
- 上級:新聞や小説を読めるようになる。書き言葉メイン。
クラス分けは、初日にある学力テストの結果によって次のように分かれます。
- 学力テスト0点または低い人
- ミャンマー語は少し分かるけど、文字が読めない人
- 私は日本でミャンマー語検定MBレベルを合格していましたが、学力テストは問題文自体がミャンマー語でほぼ分からず初級クラスになってしまいました。
- ミャンマー語の簡単な文を読める、書ける人
- 学力テストで一定の点数が必要
- 目安としては、ミャンマー語検定M1レベル
- 東京外国語大学・大阪大学の人はほぼ中級クラスでした
- 上級に入れる人でも、先生と相談してあえて中級に入る人もいます。理由としては、上級クラスの授業がむずかしすぎたり、上級クラスだと宿題が多いので少ない中級クラスに移動したりと様々です。
- ミャンマー語の長文を読める、書ける人
- 学力テストでかなり点数が必要
- 私のいたときは、12人中1人だけでした。
ぶっちゃけ初級クラスの授業だけでは、1年勉強しても簡単な挨拶ぐらいしかできるようになりません。
ミャンマー人と話せるようになりたいなら、中級・上級レベルがおすすめです。
私は中級クラスに行きたい!と思っていたのですが、初日の学力テストで全然とれなくて、初級クラスに配置されてしまいました
初級クラスで1年無駄にしたなーという感じがありました…
なので、現時点でミャンマー語力ゼロの場合は、日本で中級レベル(ミャンマー語検定M1レベル)まで勉強してから行くのが良いと思います。
▼日本でミャンマー語を勉強する方法はこちら。
他のブログで、過去に、学力テストの結果が足りなくても、先生に頼めば、下→上のクラス(例:初級→中級)に移ることができたと書かれています。
しかし、2020年時点では、完全に学力テストの結果によって決まります。先生に上のクラスに移動したいと頼んでもダメの一点張りです。
なので、上のクラスに入りたい場合は、日本でしっかり勉強しましょう。
ちなみに、上→下のクラス(例:上級→中級)に移ることは簡単にできます。
ディプロマ(2年制コース)
ディプロマでは、上達コース(1年制)の初級+中級クラスと同じ内容を2年間でやります。
ディプロマのメリットとしては、1年制コースに比べて人数が少ないので、少人数で教えてもらえることです。
また、大学で「ディプロマ」を修了したというのは、海外で就職するときに一定のキャリアとして評価されます。
学士(4年制コース)
日本の大学の4年制と同じです。
私がいた時は、3人の日本人が入っていました。高校卒業した後に、大学進学のために来た人が多かったです。
本人の努力次第ですが、ぶっちゃけ1、2年制コースでビルマ語を学んでもビジネスレベルまでいくのは難しいと思います。
一方、このコースで4年間きちんとビルマ語を学んだ学生さんは、本当にビルマ語がペラペラでした。
4年制コースではビルマ語で卒論を書いたりもするそうなので、かなりできるようになるみたいです。
ビルマ語を極めるぞ!誰よりもうまくなるぞ!という熱意をもっている人は挑戦してみてください。
修士/夜間コース
こちらのコースについては、私はあまり詳しくないので、入学方法等はミャンマー大使館にお問い合わせください。
で、結局どのコースを選べばいいの?
個人的には、高校卒業直後に行くなら4年制、大学を休学していく・社会人でいくのであれば、1年制コースがおすすめです。
私はとりあえず1年制コースで入学しました。1年終了してもっとミャンマー語勉強したいなーと感じたら、もう1年行こうと思っていました。
結局2年目は行かないことにしましたが、1年制コースはこういう臨機応変な対応ができることが魅力です!
といっても、人それぞれ事情は違いますので、まずは、
- どれくらいの期間行けるのか
- どれくらいまでお金を出せるのか
- どれくらいビルマ語を話せるようになりたいか
を明確にしましょう。
どーしても決められないときは、
裏技があります。
実は、入学した後にクラスに入ってから、授業料を払うまでの間なら変更できます。
実際、私のときには、1年制コースの初級クラスに入った人が、4年制コースに変更しました。
なので、現地に行ってから様子を見て決めるという方法もあります。
ヤンゴン外国語大学の詳しい説明は、下の記事に戻って読んでね。