ミャンマー語学習者
ミャンマー語検定を受けてみたいんだけど、どんな試験かな?難易度や勉強方法、合格基準も知りたい!
ミャンマー語M1合格者「おーしま」
やっほーサンショちゃん。今日はミャンマー語検定について説明していくね。
この記事を書いている私は、ミャンマー語学習歴1年。2020年3月の試験でM1に合格し、その後も継続的に勉強しています。
先にまとめると、
ミャンマー語検定はちゃんと勉強していればちゃんと受かりますが、
けっこうクセがあるので初めて受験すると、「え?え?」と驚いている間に終わって落ちてしまう…ということがあるかもしれません!
この記事では初めて受験する方向けに、検定の注意点や勉強方法をまとめました。これから受験する方の参考になれば幸いです。
ミャンマー語検定とは?
ミャンマー語検定は、世界で唯一のミャンマー語能力を評価する試験です。
日系企業が運営している試験ですが、日本人だけでなく、韓国人や中国人などミャンマー語を勉強している世界中の人が受験します。
ミャンマー語検定の特徴
自分にあったレベルで受けられる
学習者のレベルに合わせて、MB~M4の5段階の試験を受験できます。結果は合格・不合格で決まります。
日本・ミャンマーで受験可
日本では東京・大阪、ミャンマーではヤンゴンで受験できます。コロナ期間中にはオンライン受験も始まりました。
有効期限なしで一生役立つ!
ミャンマー語検定は有効期限なし。一度合格すれば、就職や進学の際に一生役立ちます。
2020年12月の試験ではオンライン受験が可能になって日本全国から受けられるようになったみたいだよ!ただし、今後の試験で続くかは未定だよ。
難易度
- MB(初級):簡単だけど油断してると落ちる
- M1(初級):ミャンマー文字と単語を覚えれば合格
- M2(中級):覚える単語が1000を超えて大変
- M3(中上級):書き言葉が出てくるのでイチから学び直しが必要
- M4(上級):話し言葉、書き言葉が50%ずつ。大学でミャンマー語を習った人じゃないと厳しい。
ここでMB(初級)を受ける人にアドバイス!
MBはミャンマー文字を半分くらい読めれば合格できます。
出題単語を完璧に覚えたら余裕で合格できますが、それほど完璧じゃなくても子音をある程度覚えていて、過去問を解いて傾向をつかめば、後はヤマ勘で合格できます!
ヤンゴンに行った時に、ミャンマー語検定の運営者の方とお話しする機会があったのですが、最初のころはMBがなくて1番下がM1だったそうです。
しかし、M1が難しすぎて合格率が低かったので、MBを後から追加したとのこと。ちなみに、MBのBはBeginnerの略語です。
合格基準、合格率
合格基準は、リスニング+リーディングでどちらも60%とれれば合格です。
合格率はMB、M1で60~70%です。
そんなに難しいわけではないですが、油断して何も勉強してないと落ちちゃいます。ちゃんと勉強しましょう。
M3からは合格率が13%となって、ガクンと落ちているので怖いですね。。
ミャンマー語検定の活用法
ミャンマー語検定は1度合格すれば有効期限がないので、一生使えます。
ミャンマー語検定の申し込み
ミャンマー語検定の受験情報はこちら。
- 開催時期:毎年3, 6, 12月
- 開催場所:東京、大阪、ヤンゴンで開催
- オンライン受験:2020年12月から開始(今後続くかは不明)
- 申し込みは公式サイトから
ちなみに合格発表は受験後、1ヶ月ほどでメールで合格証が届きます。
受験料 & お得に受ける方法
受験料はレベルによって異なります。
レベル | 受験料(オンライン受験) |
---|---|
MB | 35ドル(約3600円) |
M1 | 40ドル(約4200円) |
M2 | 45ドル(約4700円) |
M3 | 55ドル(約5700円) |
M4 | 60ドル(約6200円) |
けっこう高いなぁ…!
受験料の割引制度があって、次の方は5ドル(500円)OFFで受けられます。
- 大学生(要学生証)
- ミャンマー語検定の提携先
- 10人以上のグループ登録
大学生は国内だけでなく、海外の大学でもOKです。
ミャンマー語教室に通っている場合は、教室がミャンマー語検定の提携先に含まれていることがあるので、MLT パートナー企業・学校で確認してください。
ミャンマー語検定の勉強方法
①ミャンマー文字を覚える
「CDエクスプレスビルマ語」を参考に文字を覚えます。当サイトで文字を覚える無料教材*も配布しています。
②単語を覚える
レベル別に出題単語が決まっているので、公式サイトでダウンロードして暗記します。M2以上は有料ですが、MB・M1は無料です。
③過去問を解く
公式サイトから過去問をダウンロードします。有料なのですが、はじめて受験する人は傾向をつかむために1回は解いておくとよいです。
ミャンマー語検定の良い所は、出題単語が決まっているので、それさえ覚えればちゃんと合格できるところです。
私が受けたときは単語リスト2~3周、過去問をすべて解きました!
受けた感想としては、リスニングの方が難しいので、そちらを重点的に対策した方がいいと思います。リーディングは一部の単語が分からなくても、問題文から答えを推測できます。
▼ミャンマー語の勉強に役立つ教材を無料配布してます。
▼ミャンマー語の詳しい勉強方法はこちら。
ミャンマー語検定受けて分かった!注意点
リスニングがめっちゃ速い
MBではじめて受験したときにびっくりしたのですが、リスニングがめっちゃ速いです。
話すのが速いというのもあるのですが、それ以上に1問ずつの間隔が短いので、1問終わって聞き取れないとすぐに次の問題が始まってしまいます。
例えば、「パンディー パンディー(2秒後)ンガピョーディー ンガピョーディー(2秒後)…」みたいな。
1回聞き取れなくなってしまうと、「え?え?」と焦っている間にリスニングが終わっちゃいます!
このリスニングに慣れるために、初めて受験する人は過去問を1回受けた方がいいと思います。
単語リストに音声がついてない、間違いが多い
ミャンマー語検定の各レベルの単語リストは、文字は記載されているのですが、音声データはついていません。
一応発音は英語で書かれていますが、実際に聞いてみないと分からないことがあるので、ミャンマー語の先生に発音を教えてもらった方が良いと思います。
また、単語リストにはスペルミス、意味の間違いが多くあります。
私は単語リストのすべての単語を辞書でもう一度調べてから暗記するようにしています。
本当はこのブログで間違いを修正した単語リストを公開したいのですが、公式が有料で販売しているものなのでできないです…
個人でがんばりましょう!
話す・書く力は鍛えられない
当然なのですが、聞く・読む力をはかる試験のみなので、話す・書く力は鍛えられません。
ただ初心者にとっては全く意味がないわけではなく、ある程度基礎は身に着くので、
そこからミャンマー人の友だちや先生と話して、スピーキング力を鍛えていくといいと思います。
M4合格したからと言って十分ではない!
M4の単語数は5000単語。
4000単語あれば文章の95%は網羅できると言われていますが、ネイティブレベルの語彙力は2万~3万語と言われているので、
ミャンマー語をビジネスレベルで使いたいという方は、1番上のM4レベル(5000単語)を合格してからももっと語彙力を増やした方がいいのかな~と思います。
ミャンマー語で仕事をしたいと言う方は、M4合格後も継続的に勉強していくことをおすすめします。
まとめ
ミャンマー語検定とは?
- 難易度はMB~M5の5段階ある
- 初心者は3か月勉強してMBを受けよう!
- 合格率はMBで60%
- 単語リスト+過去問をしっかりやれば合格できます
今度のミャンマー語検定は受けてみようかなぁ。ありがとう!
下の記事も見てみてね~
▼ミャンマー語の勉強方法
▼現地でミャンマー語を学ぶ!ミャンマー留学
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